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Dream Maker(ドリーム メーカー)

オリンピックの聖火リレーも、わけ分からんことやっていて
最近、これといって書くことがないので、自分の書いた短編
のシナリオを載せます。
  
暇な人は、読んでいってくださいな。



Dream Maker(ドリーム メーカー)
 
弟=会社では部長から信頼されている。姉思いのしっかり者。
友=弟の友人。弟とは小学校からの付き合いで、弟の姉に可愛がって
   もらっていた。
女=この世の人間ではないらしい。自分で、Dream Maker (ドリーム メーカー)
   と言っている。
姉=弟とその友人をよく面倒見ていた。しかし、5年前に交通事故で他界した。
部=弟とその友人の勤める会社の部長。頭がバーコードになっている。


    場面 - 昼食に、ジュースを飲みながら、ベンチに座っている弟と友人

弟  なんだか近頃、疲れが取れないんだよな。
友  年のせいだよ。
弟  ここ2日くらい、同じような感じですっきりしないんだけど。
友  そんなもんだよ。俺なんか毎日、書類の整理の繰り返しでさ、残業だって
    サービス残業みたいなもんだよ。
弟  みんな、大差はないな。
友  毎日、同じ時間まで会社にいて、部屋に帰ったら風呂に入って飯を食べて
    あとは寝るだけ… そのうえ、安い給料だし。
弟  のんびりと、温泉でも行ってみたいな。
友  ああ。でも、そのための時間も金もない。
弟  そういうことだな。
友  こんなんじゃ、デートもできない。
弟  それ以前の問題として、相手を見つける暇もない。
友  その通り。もう、手も足も出ない状況だ。
弟  あと1ヶ月もすれば年末年始の休みになるから、それまでの辛抱だな。 
友  休みは待っていると、なかなか近づいてこない。時間がたつのが、長く感じ
    るだけだよ。
弟  そうなんだよな。それでいて楽しい時間の過ぎるのは早くて、残業している
    つらい時間は長くてしょうがない。
友  そうだな。10歳の子供の1年は、それまで生きてきた人生と比較して10分
    の1だ。50歳の人の1年は、その人の人生の50分の1になる。だから、
    長く生きている人ほど、1年の過ぎるのが早く短く感じるって何かの本に
    書いてあったな。
弟  なるほどね。計算上は、そういうことだな。それでいくと、楽しいこと
    ばかり経験してきた高齢の人は、一生があっという間だな。


友  ああ。とはいっても、1年365日はすべての人間に平等に与えられている
    わけだから、1年経つのが早いかどうかは、結局はその人の感じ方しだい
    だから。だけどやっぱり、楽しいことだけを長い時間過ごしていたいよな。
弟  楽しいことだけだったら、楽しいも何もわからないと思うけどな。つらいことが
    あってこそ、楽しい時間がわかるってものだよ、そういう風にできてるん
    だよ… ところで、何時になる? 
友  (腕時計を見て) 12時40分。
弟  (友人の時計を見て) もう少し、時間があるな。おい、今日は27日だろ。
    日付、直しておけよ。
友  直したんだけどな。古くなってきたせいか… 今朝も直したんだけど。なぜか
    26日に戻るんだ。
弟  その時計、時間はあっているのか?電池、交換してみたらどうだ。
友  電池はこの前、自分で交換してみた。時間が狂わないから別に支障は
    ないんだが。
弟  まぁ、そうだな。時間があっていれば問題ないか。
友  ああ。お前は相変わらず、時計してないんだよな。
弟  そうさ、普段は携帯持っていれば事足りるからさ。
    (やや、間があってから)
友  ところで…… お姉さんがなくなってから、5年くらいか?
弟  25日で、丸5年たったよ。
友  早いもんだな。お墓参りには行った?
弟  いや、まだ行ってない。今週の土曜日に行くつもりだ。
友  土曜日のお墓参り、俺も行っていいか?
弟  かまわないさ。姉ちゃんは、お前も実の弟のように可愛がっていたからな。
    お前が行けば姉ちゃんも喜んでくれるさ。
友  それじゃ、土曜日だな。
弟  ああ、予定としては午前中にな。
友  お前のお姉さんは、俺が小学校2年の時に引っ越して来て、学校で友達が
    できるより先に、お姉さんが友達になってくれたからな。そんなにたつんだな、
    もう5年か…
    (友の腕時計を覗き込む)
弟  そろそろ、戻るとするか。
友  そうだな。また、つらい時間がまた始まるのか。午後も、書類の整理だ。
弟  なんだか、毎日同じことやっているよな、お前は。 
友  俺だって、やりたくてやっているんじゃないからな。そういうお前も毎日会議
    続きでよくやってられるな、感心するよ。会議中に眠くならないのか?
弟  社長の前で居眠りでもしたら、それで終わりだ。眠くならないように、胃が
    悪くなるくらいに、コーヒーを飲んでるから。お前は気楽でいいよ。
友  コーヒーは、そんなに効くのか?お前に比べて確かに気楽だが、何の
    楽しみもない。
弟  楽しみは自分で何か見つけろ。さあ、行くか…

    (二人立ち上がって、下手にはける)

―――――――――――――― 暗転 ―――――――――――――
   
場面 - 仕事の終わったあとのオフィス
     二人は仕事が終わり、書類を片付けたりしている
     オフィスは西日が当たっているように、オレンジ色の光に照らされている

友  はぁーっ、今日も一日終わりました。
弟  やっと終わった… しかし、本当にここのところ、毎日まったく同じことを
    やっている気がするんだけど。
友  それでもお前はまだいいよ。出張行くんだろ、息抜きできていいじゃないか。 
弟  出張は仕事なんだからな。でもまあ、会社から離れられるのはいいけど。
    自分で車を運転しての日帰りだから、ちょっとしんどい。
友  どこへ行くんだ?
弟  京都。
友  生八つ橋がいい。
弟  何がだ?
友  土産の話だが。(弟が手を出している) なんだ、この手は?
弟  買ってきてやるから、金よこせ。 
友  そんなこと言うなよ。で、いつ行くんだ?
弟  28日の朝早く出て、28日の夜帰ってくる。それで29日の土曜日に姉ちゃん
   の墓参りに行く。
    (友人は壁にかかっているカレンダーを見る)
友  このカレンダーって、部長がいつも帰る時に×(バツ)印を付けて帰っているん
    だろう。
弟  さっきも、付けて帰っていったが…
友  今日は26日なのに、なんで×(バツ)印が24日までしか付いてないんだ。
    部長が、付けてから帰ったんだよな。
弟  日付が狂っているのが、お前の時計だけじゃないとでも言いたい口ぶりだな。
    (友は弟のほうへ振り返る)
友  日付が狂っているというか、ここ2日くらい変な感じしないか?
弟  変な感じって、どんな?
友  だから、2日間同じことを繰り返しているような…
弟  それはお前が、毎日のように書類整理ばかりしているせいかもしれないが。
友  お前のほうは、どうなんだ。会議の内容とか、同じようなことやってないか?
弟  いままでも同じようなことばかり、議題になってたからな。ただ、お前と同じ
    ように午前中の会議の時に、なんだかよく分からない違和感があって…
    (友が机の上の新聞に目を留める)
友  おい、この新聞はいつのだ?
弟  それは、会議のあとに、部長から渡された。俺は、経済新聞なんか読まない
    けど部長が少しは勉強しろって。
    (友が新聞を手に取る)
友  部長は、2日前の新聞を持ってきたのか?
弟  今朝、駅で買ってきたって言ってたけどな…
友  じゃあ、日付が24日になっているのはどうしてだ?
    (友が弟へ新聞を渡す)
弟  どうしてだって…(日付を見て)どうしてだ?
   ――――――――――間――――――――――――
友  あのな、昼飯食べている時、きのうの夕飯に何食べたか考えていたんだが、
    思い出せない。
弟  忘れただけだろう。
友  お前は、きのうの夕飯そして、今日の朝飯何食べたか覚えているか?
弟  確か… (しばらく考え込む)うーん、記憶がはっきりしないな。今朝も何
    食べたんだっけな?
友  そういうことだ。たぶん、思い出せないんじゃなくて、きのうの夕飯も今朝も
    食べてないんだ、俺もお前もな。
弟  どういうことを言いたいわけだ?
友  お前さ、朝起きた記憶もないんじゃないか。朝、電車に乗って出勤してきた
    こともさ。
弟  だから、何が言いたいんだよ!
   (友は、机の引き出しを開けて弟に見えないように、カッターナイフを取り出す)
友  ちょっと、手を机の上に置いてみてくれ。
弟  何でだよ。
友  いいから、手を開いて机の上に置いてみろって。俺の考える、今の状況を
    教えてやるから。
弟  (渋々、机に手を開いて置く)こうか?
友  それで、目を閉じてくれ。
弟  なんだよ、変なことはするなよ…
友  大丈夫だ、動くなよ。絶対、動かすなよ。
    (友は弟の手の甲にカッターナイフを刺してみる)
弟  何をした… (目を開けて、カッターナイフが刺さっている手を見る)
    げーっ、お前は!
友  痛くないだろ。(カッターナイフを抜いてみる) ほれ、血は…若干出てるけど。
弟  変なことするなって、言っただろ! どうゆうことだ!
友  現実だったら、痛いはずのものが痛くないわけなんだよ。分かるか?
弟  それが何なんだ、夢でも見てるって言いたいのかよ!
友  それだよ。俺たちは二人して夢の中にいるらしいな。夢だから痛くないし、
    血は…若干出てるけど。
弟  そうなら、口で言えよ。行動で示さなくてもいいだろう。
友  分かりやすく説明したかった。
弟  まあ、夢を見ているなら、夢から目覚めれば終わるだけの話だが。しかし、
    そうすると同じ夢の中にいることになるぞ、俺たちは。どっちの夢の中に
    いるんだ。
友  同じ夢と言うよりは、夢を共有しているのかも。ファイル共有ソフトでファイル
    を共有するみたいな。
弟  インターネットの世界だな、共有しているなんてさ。しかし、何でややこしい
    ことになっているんだ?
友  でも、目が覚めればこのややこしいことも、終わるわけだ。
弟  確かに、それだけのことなんだけど… でも、なんでなかなか覚めないんだ?
    (上手から女の声がする)
女  ちょっと待ってー。まだ、夢から覚めないでよねー!(つまづいて転ぶ)きゃっ!
友  誰だ?
    (ひざをさすりながら、女が現れる)
女  どうもー、こんにちは。
弟  あんたは?
友  どこから、入ってきたんだ?
女  そっちから。 (窓のほうを指差す) 
友  そっちは、窓しかないじゃないか。さては、ずっと隠れていたな!
女  違うわ、人聞きの悪いこと言わないでよ。わたしはこっちから入ってきても、
    大丈夫なの。
友  なんでだよ!
女  わたし、人間じゃないし。
弟  はぁっ?
女  それに、あなたたちも気づいちゃったみたいだけど、今こうしているこの世界は、
    夢の中なの。そういうことなんだから、別に変じゃないでしょ。
弟  そういう話なら、そうかもしれない。
友  おいおい、早くも納得したな、お前… それじゃ、そのことはいいとして、あんた
    何者なんだ?
女  わたしのこと、憶えて…ないわよね。
弟  どこかで、会ったことが?
女  ふたりの夢の中に、何回か顔出したことあるんだけど、憶えてないのが普通
    でしょうね。(少し、寂しげな表情)
弟  夢の中で会っている?
友  夢の中だけで。
女  そう、だってわたしは、現実の世界には存在していない者だからね。
友  それで結局、何者だと?
女  とくに名前はないけど、なんて言ったらいいかしらね… しいて言えば、
    "Dream Maker"なんて言ってもらえるといいかも。
弟  "Dream Maker"…夢を作る?
女  あなたたちが今いるこの世界、この夢の世界もわたしが作ったの。わたしの
    作品よ、すごいでしょ。(自慢気に胸を張る)
友  すごいんだか、どうなんだか分からないが…
弟  まあ、夢の中の出来事ということで理解しておこう。それならそれで、
    聞きたいことがあるんだが…
女  なぁーに?
弟  この夢は、俺たちふたりのどっちの夢なんだ?二人して同じ夢を見ている
    のか? そうだとしたら、まったく同時進行の夢っていうことになるよな。
女  (弟のほうを指して)基本的に、あなたの夢よ。それをこのお友達の夢と
    くっつけたから、共有しているって感じよね。
友  なぜ、そんなことをしたんだ?
女  頼まれたからよ。
友  夢を共有させるようにか?
女  共有させたのは手段よ。(弟のほうを向き) あなたを助けるように、頼まれた
    からよ。
弟  … 俺を?
女  そう、あなたのお姉さんから「弟を助けて欲しい」って、頼まれたから。
弟  姉ちゃんからだって!姉ちゃんは、5年前に交通事故で…
女  もちろん、知っているわよ。お姉さんが話してくれたから。お姉さんは、
    あなたたち二人のことが心配で、亡くなった後も見守っていたの。それで、
    あなたの命を救って欲しいって、頼まれたんだから。
弟  俺の命を… それは、俺が死ぬような目に、遭うっていうことなのか?
女  28日に出張で京都へ行くわよね、自分で車を運転して。
弟  そうさ、経費削減てことで新幹線ダメだって、バーコードが言うから。
女  バーコード?
弟  部長の頭がバーコード。
女  なるほどね。それで車で行く予定になっているのね。
友  朝早く出て、その日のうちに帰ってくる。 
弟  それで、俺に生八つ橋を買ってくることになっている。
女  あっ、そう。でもその出張にこの人が行っても、生八つ橋を食べることは
    できないわよ。
友  なんで?
女  京都から帰ってくるときに、高速道路で発生する玉突き事故に巻き込まれて、
    この人が死んじゃうから…って、お姉さんが言ってた。
弟  俺が事故で死ぬ?
女  あなたのお姉さんは、この世の人ではないわけで、あなたの未来が見えた
    らしいわ。
弟  姉ちゃんと知り合いだったのか。
女  いいえ、わたしは現実の世界以外を動き回っているから、この世の者で
    ないお姉さんとばったり会ったの。
友  こいつを助けるための、夢なんだ。
女  引き止めておく手段として使っているの。夢を見続けていることで、時間を
    止めておくような感じかな。
弟  同じ日々を繰り返しているように思えたのは、同じ夢を見続けていた
    からか?
友  新聞の日付が、変わっていなかったのもそのため?
女  そういうこと、同じパターンにしてみただけ。他にも色々なパターンはあった
    けどね。
友  とにかくそれで、危険を知らせてくれていたんだ。
女  もう少し早く来るつもりだったんだけど、わたしも結構忙しい身でね。
    でも、危なかったわ。
弟  何が?
女  二人して、この世界が夢だって気づいたからよ。
弟  それが?
女  つまり、夢だと確信してしまったら、そのしばらく後に夢から覚めてしまうから、
    その前にあなたたちに会う必要があったのよ。この夢から覚めたら、次に
    またわたしが夢を作っても、すぐにそれと気がついて、夢で引き止めておく
    ことができないでしょうから。
友  こいつの命を救うためだということはわかるが、俺には何の関係があるんだ。
女  お姉さんはあなたも小さいときから、本当の弟のように可愛がってくれていた
    でしょう。もしこの人がいなくなったら、あなたは悲しみに耐えられないで
    しょうから、それを心配してあなたのことも含めて頼まれていたの。だから
    夢を共有なものにしたの。
友  そうだったのか…
女  二人のことを心配して、ずっと見ていてくれたのよ。
弟  姉ちゃんは、どこにいる?
女  この場に来ることができれば来たいと言っていたけど、どうかしらね。この
    世の者でないのに、無理してこの世にとどまっていたから、もうエネルギー
    が無かったみたいだし。
弟  エネルギーってなに?
女  亡くなったお姉さんが、この世にとどまっているには、大変なエネルギーが
    必要なの。それに、わたしが今回の件を引き受ける謝礼として、お姉さん
    からエネルギーをもらったから、残りわずかなエネルギーでまだこの世に
    とどまっていられるかどうか。いれば来るはずだけど…
弟  ずっと俺たちのことを、心配していてくれてたんだ。
友  優しいお姉さんだったからな…
弟  しかし、出張に行かないわけにはいかないんだ、どうすればいいんだ?
女  そのことは大丈夫、手は打ってあるわ。
弟  どんなこと?
女  それはね…
    (上手、弟の背後から姉が現れる)
友  おい、あれは…
弟  えっ(振り向く) 姉ちゃん!?
友  お姉さん!
姉  二人とも、久しぶりね。
弟  姉ちゃん…
友  お姉さん…
姉  せっかく会えたんだけど、わたしはもうこの世から離れないといけないの。
    だから、こういう風に現れることができるのは、これが最初で最後よ。
    でも、あなたたちがわたしのことを思いの中にとどめていてくれる限り、
    その思いが私の形となって夢の中に現れることはできるから。

   (姉は、弟と友人それぞれの方に手を置く)
   (弟と友人が涙ぐんでいる、それを見た女も少し涙ぐむ)

弟  今まで、見守っていてくれたんだ。
姉  あの人に会えてよかったわ。そうでなければ、あなた(弟)を失うところだった。
   あなた(弟)を失うことも、それを悲しむあなた(友人)も見たくはなかった、
    だから、あの人にお願いしたの。
弟  ありがとう、姉ちゃん…心配かけたくないから、俺は泣かないよ。
姉  多少は成長してくれたみたいね…二人にはいつまでも、助け合って生きて
    いって欲しいから。
友  ありがとうございます。俺も泣きませんから。
姉  あなたのことはこの人と同じように、本当の弟のように思っていた、それは
    これからも同じよ…仕事中に、あまり倉庫とかで昼寝とかしてサボってちゃ
    だめよ。
友  それも見ていたんですか…(照れる)
姉  これからは危険な目に遭いそうだとしても、知らせてあげることができない
    けど…
女  そのことは、まかせておいて。わたしが夢を使って、できる限りふたりを
    サポートしてあげる。
姉  そんなこと、できるの?
女  わたしも久しぶりに、いい仕事したわ。最近はみんな、ろくでもない夢ばかり
    見たがって…仕事のやりがいっていうものがなかったのよねー。
    だけど、あなたたちのためにいい夢作りができてよかった。今回の仕事は、
    長期サポート付きで引き受けたことにするから。わたしも忙しいんだけどね。
姉  ありがとう。そうしてくれるなら、わたしも安心だわ。
女  (弟と友人に向かって)ただし、わたしが夢を作るといっても、その内容は
    あなたたちの心の思いに関係しているから。悪い思いを抱いていれば、
    いい夢を提供することはできないからね。今回は二人とも、お姉さんを
    思うがあったから、うまくいったけど、悪い思いがあったらダメー。 (手で
    ×印を作ってみせる)
弟  どういうこと?
女  例えば、人を蹴落としでも出世したいとか、世界征服をもくろむとか…
    世界征服はないわね。とにかく、悪いことが心の中にあるとダメよ。
友  もし、悪いことが心にあったらどうなる?
女  とんでもないことになる、ような仕方で夢を見せてあげるわよ。(薄笑いをする)
友  とんでもないことって…
姉  今の世の中だと、いい思いだけを持って生きていくのは難しいかもしれないけど、
    悪いほうには進まないで欲しいの。
弟  大丈夫だよ、姉ちゃん。
友  なるべく、良い道に進む方向でやっていきます。ちゃんと仕事もするようにします。
姉  (みんなに背を向けて)もう去らなくてはいけないみたいだわ。しかたないわね… 
    それじゃ、わたし行くから。 
弟  ありがとう、姉ちゃん…
友  お姉さん、ありがとうございました…
姉  さようなら… 二人とも、とにかく生きていって…
弟  姉ちゃん…
   (姉は上手にはけて行く)
   ――――――――――間――――――――――――
女  行っちゃったわね… それでは、わたしも用が済んだから、行くわ。二人とも、
    お姉さんに心配かけないように、生きて行ってよね。
弟  命拾いしたよ。ありがとう、Dream Maker。
女  わたしが去ったら、あなたたちは夢から覚めるわ。
    (上手にはける。その後、女の台詞だけが聞こえる)
女  それじゃ、またいつか会いましょうねー。(窓を開ける音)
    ぎゃーーっ!(女が窓から落ちたイメージ)
友  おーい!(弟と友人が上手に駆け込む)窓から飛び出そうとして、落ちたんじゃ
    ないのか。
弟  落ちた?
友  姿が見えないから、去って行ったみたいだな。あの人、大丈夫か?
弟  去って行ったのなら、そろそろ夢から覚めるのかな…

   ――――――――――――― 暗転 ――――――――――――

    (暗転の中、目覚まし時計の音が鳴り響く)

場面 - 座って机に向かっている弟と友人。そこへ、部長が下手から現れる。

弟  おはようございます。
部  おはよう。(弟へ近づいて)あのな、明日の出張のことだが…
弟  はい?
部  お前が会うことになっている向こうの部長さんがな、夜中に寝ていたベットから
    落ちて肋骨を折ってしまって、入院したということだ。
弟  ということは…
部  出張は延期になった。いつになるかは、分からんがな。
弟  分かりました。(友人と目を合わせて、小さくガッツポーズ)
部  それで…そのために予定が変わったから、今から、在庫チェックの応援に
    行ってくれ。頼んだぞ。
弟  はい、それでは行ってきます。(弟は下手にはける)
   (部長は友人に近づく)
部  終わったのか?
友  何がですか?
部  何がじゃないだろう、お前は書類の整理が終わったのか? まだまだ、
    あるんだぞ。(部長、書類を友人の机の上に置く)年末年始の休みに
    入る前に、終わらせておいてくれよ!
友  まだ、あるんですか…ああ、なんだかまだ夢の続きを見てるみたいだ。
(ため息をつく)

                                      終わり









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未分類 | コメント(0) | 2008/04/29(Tue) 01:47:49

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